STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

遠距離介護 もめる前に

離れて暮らす親の生活を支援する「遠距離介護」。
距離が壁となるのはもちろん、仕事や子育てなどで多忙であれば頻繁には行き来しにくいものです。
家族間でコミュニケーションがとりづらくなり、お金のことでもめるケースもあります。
親が元気なうちに要望を聞いておき、介護時の入出金を記録するなどしたいものです。

 

まず、親のお金に関する情報は、きょうだいで共有しましょう。
良かれと思ってやっていたことも、後で知った側は嫌な気持ちになることもあります。

 

親の介護で複数のきょうだいが関わると、誰が何にお金を使ったかわからなくなり、トラブルになりやすいものです。
親の突然の入院に対応するため、誰かが入院保証金や下着類などの費用を支払っていることもあります。
親にかかったお金の入出金は記録し、メールや家計簿アプリなどを活用して共有しておきたいものです。

 

遠距離介護の場合、交通費や通信費もかかります。
一方で、実家の近くに住むきょうだいの方が、訪問回数が多く、介護に費やす時間が長いこともあせる。
初期は問題にならなくても、介護が長期化するうち、不公平感が生まれることがあります。

 

親が元気な時から経済状況を確認しましょう。
預貯金や年金額、借金などのほか、住民税課税世帯かどうかもわかると、公的サービスを利用する際などの参考になるそうです。

 

普段から親子のコミュニケーションを密にして信頼を得ることが大切です。
本人が認知症などになった場合に備え、代理人指定などの対策を調べておくことも肝心です。

「信頼を 得ながら家族で 共有を」
アイゼン、心の俳句…。

一呼吸して優しく

介護をしていて、「自分がいうと相手が怒るけど、他の人の言うことなら聞いてくれる」といった話を聞いたことがあるでしょうか?

 

「メラビアンの法則」というものがあり、メッセージ伝達に占める割合は言葉が7%、声のトーンや口調は38%ボディーランゲージ(身振りや態度)は55%で、非言語的要素が9割以上だとする学説です。

 

介護現場は多忙やストレスも多く、つい「言葉」に偏ってしまいます。
長く接する家族も、口調がきつくなることもあるでしょう。

 

介護する相手に苦手意識を持つと、口調がきつくなったり、横柄な態度を取ってしまったりすることがあります。
特に、相手が認知症の場合会話の理解力が低下するため、言葉よりも口調や態度の影響が大きくなるようです。

 

利用者への声掛けの前に、一呼吸して「優しく、優しく」と意識すると良いそうです。
その結果、口調や態度が柔らかくなり、良い反応を引き出してくれるのです。

 

声掛けの前にまず、自分に言い聞かせてみましょう。

「声掛け時 優しい意識 心がけ」
アイゼン、心の俳句…。

似た症状の疾患はたくさんある

年老いた配偶者や親が入院や手術を受けた後、いきなり認知症になったという家族はよくいるようです。

 

しかし、認知症のような症状が前触れもなく突然始まったという場合は、認知症ではなく「せん妄」という状態であることがほとんどだそうです。

 

身体的にも精神的にも弱くなった高齢者が、骨折や心臓病、肺炎、手術などの身体的な負担を体験すると、意識が混濁し、攻撃的になったり幻覚が出たりといった症状がでることがあるようです。
身体の状態が安定して意識がはっきりしてくると、元の状態に戻るそうです。

 

高齢者は手術などの時に「せん妄」が起こる可能性があること、多くは一過性ですぐに改善することについて、本来なら主治医が家族に情報を伝え、安心感を与えるべきです。

 

認知症と似た症状が出る病気は例えば、うつ病による仮性認知症、甲状腺機能低下症、慢性硬膜下血腫、ビタミンの欠乏などあるようです。

 

認知症の症状に関する情報は世間に広く知られていますが、認知症に似た症状が出るほかの疾患もたくさんあります。
医療者にとっては常識的なことでも患者や家族が知らないことは多く、そうした情報格差によって不安や混乱が生じないよう、「認知症に似た病気」を検索してみてもいいかもしれません。

「似た症状 出る疾患は 多くある」
アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 11月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 11月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

16ページです。
お手にとってご覧くださいね。

アイフレイルについて

暗くなると物が見えにくい、すぐ目が疲れる…。
こんな症状に悩まされる中高年は多いですが、「年のせい」と軽く考えてはいけません。
緑内障や加齢黄斑変性といった病気が原因かもしれず、進行すれば失明の恐れもあります。

 

「フレイル」は加齢によって体のさまざまな機能が低下した状態です。
健康と要介護状態の中間の段階に位置づけられるとして、日本老年医学会が提唱しました。
「アイフレイル」は、目に特化した概念です。

 

目の健康は、日常生活の質を保つためにとても重要です。
目が不調だと、読書やスポーツといった趣味を楽しめない、車の運転が不安、外出がおっくうになるなど様々な支障が出て、心身の健康を損なう要因になります。

 

新聞に掲載されていたアイフレイルのチェックリストでセルフチェックをしてみませんか?

 

■目が疲れやすくなった
■夕方になると見にくくなることがある
■新聞や本を長時間見ることが減った
■食事の時にテーブルを汚すことがある
■眼鏡をかけてもよく見えないと感じることが増えた
■まぶしく感じやすい
■まばたきをしないとはっきり見えないことがある
■まっすぐの線が波打って見えることがある
■段差や階段で危ないと感じたことがある
■信号や道路標識を見落としたことがある

 

2つ以上あてはまる場合はアイフレイルの可能性があるようです。
眼科に受診してみてもいいかもしれませんね。

「目の疲れ 早期受診で 健康維持」
アイゼン、心の俳句…。

ネット情報をうのみにしては危険

今、インターネットでさまざまな情報がすぐに得られます。
薬について検索すると、成分や副作用、飲み方など様々な情報がでてきます。
信頼できる情報もたくさん見つかりますが、それと同時に、
「〇という薬のせいで太った」
「△という薬を飲んだら幻覚が出た」など、
特定の副作用に関する否定的な書き込みもあふれています。

 

恐ろしいことは、個人的にネットで薬の副作用を調べ、不安や恐怖を感じてしまい、飲むべき薬までやめてしまうことです。

 

仮にネットの投稿者の体験が事実だったとしても、全ての人に当てはまるわけではありません。

 

ネットは簡単に情報を提供してくれる便利な存在ですが、最初から信じて飛びついてはいけません。

 

大切なのは、信頼できるところが書いているかどうか、情報の発信源を確かめることです。
そして、書かれている内容を読み飛ばして都合よく解釈するのではなく、正確に読み解くことです。

「情報を うのみは禁物 まず確認」
アイゼン、心の俳句…。

介護報酬改定 入浴介助について 

2021年4月の介護報酬改定で、デイサービスの入浴介助に対する加算が見直され、小規模な事業者に不安が広がっています。
利用者が自宅で入浴できるよう支援するサービスへの加算が新設された一方、従来の施設での入浴介助に対する加算が減額され、経営が悪化する可能性もあるためです。

 

デイサービスの良さは入浴介助。
見守りによる安心感があります。
しかし、自宅のお風呂では、狭くて段差のある浴室など家族の介助が難しく、介護負担が大きいものです。
特に一人暮らしだと安全な入浴は困難です。

 

今回の改定で、厚生労働省は手厚い入浴介助加算を新設しました。
事業者がこの加算を得るには、まず医師や理学療法士らが利用者宅を訪問し、浴室の環境や利用者の動きをチェック。
自宅で入浴できるよう、入浴用いすなど福祉用具の購入や住宅改修サービスを助言します。
さらに個別の入浴計画を作り、施設で入浴する場合は利用者宅の風呂に近い環境にして、利用者ができるだけ自力で入れるように助言することが条件です。

 

今回の加算見直しについて、小規模事業所は経営が苦しくなりそうです。
デイサービスは介護家族の休息のためでもあります。
心身機能が落ちた人の入浴には人手がかかります。
ここをカバーできる介護報酬は必要なのではないでしょうか。

「改定で 現場に戸惑い 介助加算」
アイゼン、心の俳句…。

寒暖差疲労について

季節外れの残暑から一転、肌寒い日が急に増えてきました。
この時季に気を付けたいのが、「寒暖差疲労」です。
気温差が大きいと、体温を調節する自律神経の働きが乱れ、様々な不調が現れやすくなります。

 

私たちの体には、自律神経を使って体温を自動調整する機能があります。
暑いときは体の表面に近い血管を広げて熱を体外へ逃がし、汗もかいて体温を下げます。
逆に寒いときは、血管を収縮させて放熱を抑えます。
気温差が大きくなると、自律神経が過剰分働き、体が疲れてしまいます。
これが「寒暖差疲労」の状態です。

 

●一日の最高・最低気温の差、
●前日との気温差
●室内外の温度差
のいずれかが7度以上になると、疲労がでやすくなるそうです。

 

効果的な対策は、
◆入浴で体を温めること。
38~40度のぬるめのお湯に、10~15分間つかるといいそうです。
◆◆ウォーキングなどの適度な運動も重要です。
仕事中も1時間に1回程度、首や肩を2~3分ほど回したり背伸びをしたりするだけでも血行が良くなります。
耳を上下に動かしたりする
◆◆◆「耳たぶストレッチ」もお勧めだそう。
首から肩にかけて血流が良くなり、自律神経を整える効果が期待できます。

 

日頃からこまめに対策をして、疲労をためないことが大切です。

「寒暖差 秋口つらい 疲労感」
アイゼン、心の俳句…。

認知症本人の声を生かす

認知症の人本人の意見を集め、施策の立案に生かす自治体が増えているようです。

 

「水道の蛇口を閉め忘れたら、もう蛇口を触らないでと言われる。同じ失敗でも、認知症でない人はそうは言われない」
「だから失敗したことを隠したくなる。認知症の人は皆そうだと思う」
認知症の人から具体的意見を聴取しよりよい暮らしと活躍をしてもらう取り組みを考えます。

 

第一の指針として「認知症・認知症の人への先入観の払拭」を掲げます。
認知症になると何もわからなくなる、介護が大変といった否定的なイメージを拭い去る狙いです。

 

認知症の人が「迷惑をかけて申し訳ない」と思わないような街づくりを!
道に迷って困っても「認知症です」と言える街づくりを!
などを望む声がでているようです。
これを受け、認知症本人や家族の声を聴く「街かどケアカフェ」などの場所の拡大を検討。

 

本人に聴くことは時間も手間もかかるし工夫もいりますが一緒に考えないと施策を進められません。

 

政府の関係閣僚会議が2019年にまとめた認知症施策推進大綱では、「認知症の人本人の視点を施策の企画・立案や評価に反映するよう努める」と明記されています。
行政と本人と一緒に施策を練り上げる姿勢が求められています。

「本人の 声を生かして 取り組みを」
アイゼン、心の俳句…。

夕暮れ時の不安

9月も下旬となり、だんだんと日が短くなってきました。
夕暮れになると、なんだかさみしさを感じませんか?

 

夕暮れは、認知症の人にも影響を与えるようです。
日が暮れてくると「そろそろ家に帰る」などと言い出し、自宅へいることを忘れて外へ出ようとする人もいます。
独り言が増えたり、制止する家族に怒りだしたりすることもあります。
このように、夕方から夜にかけて、認知症の人の気持ちが不安定になる状態は「夕暮れ症候群」と呼ばれ、患者の10%ぐらいに認められるようです。

 

一般的に、夕暮れ時は仕事を終え、家に帰る時間です。
「家に帰って夕食を食べる」といった若い頃からの習慣は、認知症が進んでも残っています。
また、夕方以降は脳の覚醒度も低下するので、混乱が生じやすくなるともいわれます。

 

認知症の人が利用する施設でも、日が暮れてくると落ち着かなくなったり、外に出たがったりする人がよくいるそうです。
職員たちはいろいろな工夫をして、落ち着かせようと奮闘しています。
例えば、脳の覚醒度を保つために積極的に話しかけたり、音楽やテレビを楽しんでもらったり、眠気が生じないように明るくしたりしているそうです。
「晩御飯を用意したので一緒に食べましょう」と話を合わせたりもして、気持ちに寄り添います。
施設内や近所を一緒に歩くだけでも落ち着くことがあるようです。

 

「しっかりしてくださいここは家ですよ」などと強い口調で現実を押し付けないであげてください。
認知症であってもなくても、夕暮れ時はさみしく感じるものです。

「夕暮れ時 さみしさ不安が 募ってくる」
アイゼン、心の俳句…。

新たな住宅セーフティネット

賃貸住宅への入居を断られやすい高齢者や障害者らに、民間の空き家や空き部屋を紹介する国の「新たな住宅セーフティネット制度」があります。

 

登録物件は60万戸を超え、希望に沿った住まいが確保できた人もいるでしょう。
一方で、家賃減額などの経済的な支援は限られ、低所得者らが利用しにくいなどの課題も浮かびあがっているようです。

 

この制度は、高齢者や障害者、世帯月収15万8千円以下の低所得ら「住宅確保要配慮者」の
◆入居を拒まない賃貸住宅の登録
◆登録住宅の家賃減額などの経済的支援
◆要配慮者の居住支援
の三本柱。

 

従来の公営住宅に加え、増加する民間の空き家などを活用する新制度として2017年10月に始まりました。

 

居住支援を担うのが、都道府県が指定する居住支援法人です。
全国で約450の株式会社やNPO法人などが指定されています。
主な役割は、登録住宅以外も含めて、入居可能な物件情報を要配慮者に提供すること。
時には不動産会社や物件見学に同行します。
入居者の孤独死や家賃滞納に対する大家の心配を取り除くため、入居者に見守りや福祉、介護サービスの利用を働きかけたり、家賃の債務保証をしたりもします。

 

居住支援法人の情報は都道府県のホームページに掲載されています。
入居を拒まないセーフティネット住宅の情報は「セーフティネット住宅情報提供システム」に集約されています。
市区町村の地域包括支援センターや役所の窓口などに相談し、紹介してもらうこともできるようです。

「法人が 物件探しに 力かす」
アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 9月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 9月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

14ページです。
「終活」の特集ページです。
お手にとってご覧くださいね。

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