高齢者の難聴を改善するための新たな「聴覚リハビリテーション」が、各地の医療施設で広まり始めています。
補聴器の調整と、言語聴覚士が話す文章を繰り返して言う「文章追唱訓練」が柱です。
言葉を理解する脳の情報処理能力が向上し、「集中して聴けるようになった」「孫と会話できる」など効果を実感する声が出ているといいます。
年齢とともに聴力が落ちる加齢性難聴は認知症の危険因子です。
聞こえる言葉が不明瞭で断片化している可能性があり、特に雑音がある中での聞き取りが難しくなります。
補聴器で音量を大きくできても、音の高低や速さへの対応は難しいものです。
聞こえないので自分から一方的にしゃべったり、どうせ聞こえないと黙っていて会話に反応できない習慣がついてしまったりする人も多いです。
文章追唱訓練は、このような不適切な習慣を正す効果も期待できるといいます。
周りの音の中から必要な情報を選び取り、持続的に注意して聴き、文脈や知識などに照らして正しく理解することにつながるためです。
専門家は「追唱は会話とは違う脳のルートを使っている。聴覚のリハビリにとどまらず認知トレーニングの効果を含む可能性がある」としています。

「訓練で 理解も会話も アップする」
アイゼン、心の俳句・・・。
