STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

介護サービス利用の流れ(基本)

介護保険サービスを利用するには、手続きを始めてからどのくらいの日数が必要なのでしょうか?

 

介護支援専門員(ケアマネージャー)や地域包括支援センター職員にケアプランの作成を依頼した後、おおむね1~2週間後にはサービスを利用できるでしょう。

認定の申請から結果通知までは原則30日以内なので、申請から考えると約1ヶ月半かかることになります。

 

ただ、そんなに待てない状況もあるでしょう。サービスを早く利用したい時は、要介護認定の申請と同時に、希望を地域包括支援センターに相談したり、居宅介護支援事業所やケアマネを選んだりしましょう。

 

そうすると認定結果が出る前でも、暫定のケアプランを作成してくれる場合があります。

ケアマネや同センター職員は本人や家族から、食事や入浴に介助が必要なのか、認知機能は低下していないかなどを聞き取って介護度を予測します。

 

まだ要介護認定の申請をしていなくても、ケアマネや同センター職員は手続きを代行できます。

審査に必要な調査にも同席し、本人や家族を支援します。

 

入院していて退院後にサービスを利用したい時には、入院先の医療ソーシャルワーカーが相談に応じてくれます。

 

暫定のケアプランで介護保険サービスを利用すると、予測した介護度と認定された介護度が異なる結果になることがあります。

利用料に差額が生じた場合には、追加で払わなくてはなりません。

まれに「非該当(自立)」と判定されると、利用料は全額自己負担になることもあるようです。

「認定前 暫定プランで 考える」

アイゼン、心の俳句…。

ゆっくり話して

高齢の親が病院に行った帰り「先生は何と言っていた?」と聞くと、「話が早すぎてよくわからなかった」と言われたことはありませんか?

 

アメリカの心理学者ソルトハウス氏は、加齢に伴う認知の変化に「遅延」を挙げているそうです。

高齢になると、理解力はあっても、理解に要する速度が落ちるとのことです。

質問を理解して答える反応時間も長くなります。

医療スタッフだけでなく、家族も高齢者に遅延があることを忘れがちです。

家族だんらんの時、子どもや孫が談笑していても、すぐには理解が追い付かない高齢者はさみしい気持ちになっているかもしれません。

 

認知症の患者に早口で話す配偶者や子どもたちは多くいます。

こちらが言っていることが理解できないのは、相手のせいだけではありません。

情報提供のスピードに原因があることもあるのです。

 

医療現場は忙しく、医師や看護師の説明はつい早口になりがちです。

そのために患者に内容が届かないことも多々あるでしょう。

先手を打って先生や看護師に「すみません。高齢ですので、ゆっくり話してもらえませんか?」

と言っておきましょう。

そうすれば、説明するスピードを下げてもらえるでしょう。

「お願いね ゆっくり話して 説明を」

アイゼン、心の俳句…。

フレイルと健康の境目

「フレイル」という言葉を聞いたことはありますか?

加齢により身体的・精神的なさまざまな機能が徐々に衰え心身のストレスに脆弱になった状態のことです。

 

しかしフレイルは健康状態との境目がはっきりせず、自覚は難しいものです。

ただ話を聞くと

「ちょっとした段差でつまずいた」

「前より体力が落ちたのが少し気になる」

という人が多いようです。

その時点で対策をすると早く元気に戻れるが、これくらいなら大丈夫と放置すると、気づいた時には相当悪くなり最悪、転倒ということになるかもしれません。

半年前と比べて体が動きにくいということがあれば早めに医師に相談しましょう。

 

そして、社会的なつながりをもったり栄養、運動を大切にしましょう。

簡単な運動を少しずつでよいのでなるべく毎日継続しましょう。

転びにくいからだをつくるにはストレッチやバランス訓練が効果的です。

例えば、膝関節に不安がある人はいすに浅く腰をかけ膝をのばした状態で、足をゆっくり上げ、ゆっくりおろすといいです。

やれることを少しずつ継続しましょう。

ごみ屋敷が増えつつあります

大量のごみ、物品が屋内や敷地に放置された「ごみ屋敷」の総数は5,220件以上に上ることが、環境省による初の件数調査で判明しました。

 

ごみ屋敷は高齢者や社会的孤立、経済的困窮などが背景とされ、対応の難しさが浮かんでいます。

放置すると近隣トラブルや環境悪化の原因となるため、環境省は調査結果を全国の自治体に周知し、対策に生かしてもらうようにしています。

ごみ屋敷の把握件数を都道府県別にみると、東京が最多で、愛知、千葉と続くようです。改善した割合は広島が最も多く、次いで愛知。

理由は「住人への助言・指導」

「住人の転居・死去」

「関係部署や機関との包括的支援」などだそうです。

 

解決に向けた課題は、

「住人への指導・支援方法」

「役所内での連携」「周辺住民の理解」

などが目立っています。

「本人がごみではないと主張した時の対応が課題」

との意見もあるそうです。

認知症と基本法

9月は「認知症月間」で、21日は「認知症の日」だそうです。

認知症に関する初の法律「認知症基本法」が1月に施行され、政府は今秋、認知症施策推進基本計画を策定する予定です。

新聞に載っていた、認知症の現状と政府の施策、早期発見の目安などを紹介します。

 

~現在と将来推計~

2040年には3人に1人が認知症かMCIに。

65歳以上の高齢者のうちおよそ3人に1人は認知症かその前の段階軽度認知障害(MCI)になるそう。

高齢になるほど有病率は上がるため将来にはさらに増える可能性がある。

 

~早期発見の目安~

◆もの忘れがひどい

□今、切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる

□同じことを何度も言う、問う、する

□しまい忘れ、置き忘れが増え、いつも探し物をしている

□財布、通帳、衣類などを盗まれたと人を疑う

 

◆判断・理解力が衰える

□料理、片付け、計算、運転などのミスが多くなった

□新しいことが覚えられない

□話のつじつまが合わない

□テレビ番組の内容が理解できなくなった

 

◆時間・場所が分からない

□約束の日時や場所を間違えるようになった

□慣れた道でも迷うことがある

 

◆人柄がかわる

□ささいなことで怒りっぽくなった

□周りへの気遣いがなくなり頑固になった

□自分の失敗を人のせいにする

□「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた

 

◆不安感が強い

□一人になると怖がったり、さみしがったりする

□外出時、持ち物を何度も確かめる

□「頭が変になった」と本人が訴える

 

◆意欲がなくなる

□下着を替えず、身だしなみを構わなくなった

□趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった

□ふさぎ込んで何をするにもおっくうになり、いやがる

 

認知症も早く見つけて対応することが肝心。

 

いくつか思い当たることがあれば「一応専門家に相談してみること」が良い。

 

公益社団法人「認知症の人と家族の会」が作成した冊子「認知症と向き合うあなたへ」では、認知症とともに生きるための8ヶ条が記されています。

 

認知症と生きるための8か条

1条:認知症の診断で人生は終わらない

2条:正しい情報を得よう

3条:制度を知り、活用しよう

4条:家族だけで抱えこまないで

5条:仲間と支援者を探そう

6条:職場の上司や親族などに病名を伝えよう

7条:社会や地域とつながろう

8条:家族で話し合っておこう

 

 

新薬「レカネマブ」について

病気の原因物質を除くことで進行の抑制を狙った初の認知症新薬「レカネマブ(商品名:レケンビ)」が公的医療保険の対象となり注目を集めている。
ただ治験では、副作用とみられる症状が発生した。
このため厚労省は、薬を使用する医療機関の要件として、
MRI検査で副作用の有無を確認できることを求めている。

 

認知症基本法には、認知症の人を主語に認知症に関するあらゆる分野での研究開発、就労、施策などに当事者がそこに関わる、参画していくこととしています。

 

認知症への取り組みから多様性を認め、自分らしく生きる社会に変わっていくのです。
(公益社団法人 代表理事の言葉)

北知多フリモ(フリーペーパー) 24年9月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 9月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

11ページです。

お気軽にお問合せくださいませ。

メディカルファミリーセラピー

メディカルファミリーセラピーという家族療法を聞いた事はあるでしょうか?

病人や障がい者がいる家族を対象にしています。

この治療で重要視されるのが、夫婦における介護経験の違いです。新聞に載っていた介護を巡る不安を抱えている夫婦を例にしてご紹介します。

 

夫は三世代家族で育ち、認知症になった祖父のケアを祖母が行うのを幼い頃から見てきました。

一方妻は、核家族で育ち、介護についての体験がありません。

実母が認知症と診断された時、妻は介護の負担や不安、生活に及ぶ制限などマイナスの側面ばかりが思い浮かび、うつ状態のようになってしまいました。

夫の心の中に存在する認知症ケアの記憶は、否定的な思い出ばかりではありません。

祖父母と出かけたこと、花や木の名前を教えてもらったことなど、関わってくれた思い出が、健全な長期記憶としてあったのです。

心の中には、今はもういない祖父母や親との関係が思い出として生きています。

 

心に残る家族の在り方はそれぞれ異なり「認知症」や「介護」というイメージは、夫婦で全く異なることがあります。

家系図を絵に描いていくことで、お互いの家族でのケア経験の違いに気づけるようですよ。

デイサービスを開かれた場所に

一般の人が利用できるカフェを、高齢者のデイサービスが併設する動きが広まっているようです。

地域の人たちとの交流を進め、開かれた施設に変えたいという思いがあります。

外部の人が日常的に来ることで、利用者の表情が明るくなるなどの効果もでています。

 

一般的なデイサービスでは利用者がそろって体を動かしたり、折り紙などを楽しんだりしますが、やらされる形では行きたくなくなる方もいます。

「自分が必要とされている」を実感できる居場所が大切です。

 

カフェを併設して地域とつながりができるのはデイサービスにとってメリット。

各地で増えつつあります。

ただ、介護保険施設は不特定多数の利用を認めないのが原則でカフェを併設する場合には、間に仕切りを設けるなどの指導をする自治体もあるそうです。

 

デイサービスが

開かれた場所になるといいですね。

「カフェ作り 地域と交流 居心地良く」

アイゼン、心の俳句…。

夏季休暇のお知らせ 2024

お客様各位 

誠に勝手ながら

8月11日(日)~15日(木)まで、お休みを頂きます。

大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

 

また、休み中でも電話やメールでのお問合せをお受け致しております。

ご相談下さいませ。

シニア世代もeスポーツを

コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」を高齢者の健康づくりや社会との交流促進に生かそうという動きが広がっているようです。

 

眼球の動きや認知機能が改善したことをうかがわせる報告もあるほか、運営する人材の育成もすすんでいるそうです。

 

高齢者向けのレクリエーション人材の育成などを手掛ける民間団体によると、認知機能低下の防止などを狙ってeスポーツを取り入れる高齢者施設は増加しているそうです。

その数は協会が把握するだけで200以上で、自治体が介護予防の一環として、高齢者向けの体験会を開くことも増えているようです。

 

この動きを後押ししようと同協会は2018年から、遊び方を分かりやすく説明し、ゲームを楽しむ環境づくりなどに詳しい人材「健康ゲーム指導士」を育成しています。

オンライン講座などで、すでに2千人以上が誕生しているそうです。

 

介護事業所の職員や公務員のほか、福祉系のコースの高校生が受講するケースも。

集まってゲームをすることで、ゲームをしている人だけでなく、周りで見ている人も、会話やコミュニケーションが増えると波及効果があるようです。

 

eスポーツの効果を科学的に検証する研究では、ゲームをプレイした体験者の眼球の動きはゲームの先の動きを読むように変化し、認知機能を示す値も向上したといいます。

 

eスポーツをすることは、介護予防につながる可能性がありそうですね。

「eシポーツで シニアも交流 健康に」

アイゼン、心の俳句…。

運転能力は大丈夫ですか?

車のブレーキとアクセルを踏み間違えたと事故を起こすニュースをよく耳にします。

 

75歳以上は、運転免許の更新の時に認知機能検査を行うことが義務付けられていますが、75歳未満の高齢者であっても注意が必要です。

 

運転に必要な三つの段階を紹介したいと思います。

 

第一は目的地、時間、経路の選択という「計画性」

第二は車間距離、スピード調整、人や障害物の回避という「運転技術」で、

第三はブレーキ、アクセル、ハンドルなどの「操作能力」です。

 

自動車運転で活用される脳の部位は、前頭葉という頭の前部や頭頂葉という部分だそうです。

記憶障害に関する海馬という部分に問題がなくても、前頭葉や頭頂葉に障害が起きると、人や障害物の回避などの認知が弱まり、事故につながります。

 

高齢の方で、信号の見落としや車間距離の調整に衰えが生じるようになったら、たとえ記憶がしっかりしていても、検査が必要になります。

 

多発性脳梗塞が生じやすい高血圧症、不整脈、糖尿病、肥満、喫煙などがある方は特に注意が必要です。

「運転は 何歳になっても 要注意」

アイゼン、心の俳句…。

怒りのコントロール

認知症ケアと怒りの感情は切り離せない問題です。

同じことを何度言っても忘れてしまう母、世話になっているのに命令してくる父、財布を盗んだと泥棒扱いする義母、その他、失禁や徘徊、暴言、暴力など理不尽な状況に身を置きながら家族ケアをする介護者には、怒りの感情が必ず生じます。

 

怒りのコントロール法についてご紹介します。

第一は呼吸を整えること。

怒りそうになった時には相手から離れ、十秒ほど深呼吸をします。

興奮している神経は収まっていきます。

 

第二は理解と共感。

認知症患者は自分の言動をすぐに忘れてしまいます。

本人のせいではなく、認知症がさせているのだと理解することです。

 

第三は、大切な家族が認知症になっていく時に抱く悲しみを意識すること。

怒りは悲しみの防衛と言えます。

 

第四は自己主張に怒りを使うこと。

怒りを表すことで、介護に協力しない兄弟姉妹に大変さが伝わることは多々あります。

 

介護における怒りは「敵」ではありません。

誰もが持つ自然な感情です。

怒っていることを言語化して伝えることが大切です。

家族や介護スタッフに「私は怒っているんです、イライラしているんです」と最初に言ってから話を始める工夫も大切です。

認知症の親にも「お母さんがすぐ忘れてしまうことが悲しい、だから怒ってしまうの」

と言ってみるのも役立つかもしれませんね。

「感情を 言語化してみて 調整を」
アイゼン、心の俳句…。

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