STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

シニア世代もeスポーツを

コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」を高齢者の健康づくりや社会との交流促進に生かそうという動きが広がっているようです。

 

眼球の動きや認知機能が改善したことをうかがわせる報告もあるほか、運営する人材の育成もすすんでいるそうです。

 

高齢者向けのレクリエーション人材の育成などを手掛ける民間団体によると、認知機能低下の防止などを狙ってeスポーツを取り入れる高齢者施設は増加しているそうです。

その数は協会が把握するだけで200以上で、自治体が介護予防の一環として、高齢者向けの体験会を開くことも増えているようです。

 

この動きを後押ししようと同協会は2018年から、遊び方を分かりやすく説明し、ゲームを楽しむ環境づくりなどに詳しい人材「健康ゲーム指導士」を育成しています。

オンライン講座などで、すでに2千人以上が誕生しているそうです。

 

介護事業所の職員や公務員のほか、福祉系のコースの高校生が受講するケースも。

集まってゲームをすることで、ゲームをしている人だけでなく、周りで見ている人も、会話やコミュニケーションが増えると波及効果があるようです。

 

eスポーツの効果を科学的に検証する研究では、ゲームをプレイした体験者の眼球の動きはゲームの先の動きを読むように変化し、認知機能を示す値も向上したといいます。

 

eスポーツをすることは、介護予防につながる可能性がありそうですね。

「eシポーツで シニアも交流 健康に」

アイゼン、心の俳句…。

運転能力は大丈夫ですか?

車のブレーキとアクセルを踏み間違えたと事故を起こすニュースをよく耳にします。

 

75歳以上は、運転免許の更新の時に認知機能検査を行うことが義務付けられていますが、75歳未満の高齢者であっても注意が必要です。

 

運転に必要な三つの段階を紹介したいと思います。

 

第一は目的地、時間、経路の選択という「計画性」

第二は車間距離、スピード調整、人や障害物の回避という「運転技術」で、

第三はブレーキ、アクセル、ハンドルなどの「操作能力」です。

 

自動車運転で活用される脳の部位は、前頭葉という頭の前部や頭頂葉という部分だそうです。

記憶障害に関する海馬という部分に問題がなくても、前頭葉や頭頂葉に障害が起きると、人や障害物の回避などの認知が弱まり、事故につながります。

 

高齢の方で、信号の見落としや車間距離の調整に衰えが生じるようになったら、たとえ記憶がしっかりしていても、検査が必要になります。

 

多発性脳梗塞が生じやすい高血圧症、不整脈、糖尿病、肥満、喫煙などがある方は特に注意が必要です。

「運転は 何歳になっても 要注意」

アイゼン、心の俳句…。

怒りのコントロール

認知症ケアと怒りの感情は切り離せない問題です。

同じことを何度言っても忘れてしまう母、世話になっているのに命令してくる父、財布を盗んだと泥棒扱いする義母、その他、失禁や徘徊、暴言、暴力など理不尽な状況に身を置きながら家族ケアをする介護者には、怒りの感情が必ず生じます。

 

怒りのコントロール法についてご紹介します。

第一は呼吸を整えること。

怒りそうになった時には相手から離れ、十秒ほど深呼吸をします。

興奮している神経は収まっていきます。

 

第二は理解と共感。

認知症患者は自分の言動をすぐに忘れてしまいます。

本人のせいではなく、認知症がさせているのだと理解することです。

 

第三は、大切な家族が認知症になっていく時に抱く悲しみを意識すること。

怒りは悲しみの防衛と言えます。

 

第四は自己主張に怒りを使うこと。

怒りを表すことで、介護に協力しない兄弟姉妹に大変さが伝わることは多々あります。

 

介護における怒りは「敵」ではありません。

誰もが持つ自然な感情です。

怒っていることを言語化して伝えることが大切です。

家族や介護スタッフに「私は怒っているんです、イライラしているんです」と最初に言ってから話を始める工夫も大切です。

認知症の親にも「お母さんがすぐ忘れてしまうことが悲しい、だから怒ってしまうの」

と言ってみるのも役立つかもしれませんね。

「感情を 言語化してみて 調整を」
アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 24年7月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 7月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

13ページです。

お気軽にお問合せくださいませ。

受診が遅れがちな認知症2

前回のブログ(6月24日)のつづきです。

 

認知症が進行してしまった場合に問題となるのが、暴言や暴力、徘徊、妄想などその人のおかれた環境や人間関係、性格が絡み合って起こる「周辺症状(BPSD)」問題です。

しかし徘徊は、子供の頃に住んでいた家に帰ろうとしているなど、BPSDの背景には本人なりの理由があります。

それを解決しようと寄り添う対応が、症状の改善につながることも少なくありません。

その人の視点や立場を理解してケアをする認知症ケアの考え方です。

このような「非薬物療法」が認知症治療では非常に重要です。

 

認知症の介護年数は平均6,7年、中には10年以上という方もいます。

その間、介護者が孤立しないよう「誰かに相談すること」と「介護保険サービスを活用すること」をしてほしいです。

最近では地域に「認知症カフェ」など介護の相談や情報交換、勉強会ができる場があります。

こうした場に参加し、ぐちを言い合ったり、ねぎらいの言葉を掛けあう仲間がいるだけで心が晴れるものです。

 

また、デイサービスやショートステイなど介護保険サービスを活用して、息抜きや自由時間を設けることも大切です。

 

まずは認知症という病気について正しく知り、誰でもできる認知症予防を実践しましょう。

そして「もしや?」と思うことがあれば迷わず認知症専門医のいる「もの忘れ外来」に相談することで認知症の早期発見につながればと思います。

受診が遅れがちな認知症1

認知症はもの忘れの病気と思いがちですが、最新の定義では、スマートフォンの操作や調理など決められた手順が実行できなかったり、道筋を立てた思考や注意力の持続ができないなど、記憶以外の認知機能にも障害の領域が広がり、それによって日常生活が損なわれる状態を指すそうです。

 

認知症には最も多い「アルツハイマー型認知症」のほか、

「血管性認知症」

「レビー小体型認知症」

「前頭側頭葉型認知症」

などの種類があり、それぞれ特徴的な症状が現れます。

 

アルツハイマー型認知症は、記憶がまるごと抜け落ちる記憶障害や日時・場所がわからなくなる見当識障害、問題があってもないようにごまかす「取り繕い反応」があるそうです。

レビー小体型認知症は「幻覚」や手足が震える「パーキンソン症状」が現れます。

 

このように種類ごとに特徴的な症状や物忘れ以外の特徴を知る事も、認知症に気づくきっかけとなります。

 

現在、認知症の確定診断に広く用いられているのが、MRI、脳血流SPECTという画像検査だそうです。

早期の認知症を見つけるのに有効です。

 

最近、アルツハイマー型認知症の新薬の登場が話題になりましたが、進歩する医学の恩恵を得るためには、認知症専門医の下で正しい検査・診断を受けることが重要となります。

次回も、続きをお話したいと思います。

家族の会合

老親の介護を巡り、兄弟・姉妹はさまざまな感情や葛藤を持ちます。

相続や住居の問題も関係するので複雑です。

それぞれ家庭を持ち、人生を歩んでも、介護を前に協力の必要が出てきます。

 

アメリカで介護支援事業を展開している方は介護に関する家族ミーティングの方法を述べており、一番強調するルールは「過去の問題を話してはいけない」だそうです。

「兄は金ばかり使わせた」

「妹だけかわいがられた」

など昔の話を持ち出すと、親のための会議がけんかの場になります。

 

それを防ぐために公共の場所(喫茶店)などを使い、客観的な進行役を付けます。

ケアマネージャーや医療スタッフらが理想ですが、高校生や大学生の孫がやってもいいかもしれません。

遠くに住む人にもオンラインで参加してもらいます。

 

「現在の課題」を明確にし、できることを役割分担することから始めます。

月に一回、定期的に家族ミーティングを開くだけで、認知症ケアを一緒にしている感覚を持つことができるでしょう。

その時、仮に不仲な兄弟・姉妹であっても仲が良かった時代に戻れるかもしれません。

「できるだけ 家族の会合 定期的」
アイゼン、心の俳句…。

行方不明に備えて

2021年、認知症の行方不明は1万7千636人で過去最高だったそうです。

認知症の人がいなくなった際の対応を考えておきましょう。

 

まず必要なのは写真です。

一緒にでかけた時に、スマホなどで何気なく全身を撮るようにしてください。

いつも使う服や靴を写真に残しておくのも大切です。

行方不明で名前と住所がわからないと困ります。

本人の名前や住所を上着に縫い付け、連絡先をポケットに入れておきましょう。

最近は位置情報を教えてくれるGPS対応のタグや靴も販売されています。

 

実際にいなくなり、20分探しても見つからない場合には警察に連絡をしましょう。

時間がたつと行動範囲は広がりますし、危険も増します。

住民に聞こえるような放送が流れる地域もありますね。

「万が一 行方不明に 備えましょう」
アイゼン、心の俳句…。

エンディングノートを自分らしく

いつかは訪れる病気や死に備え、自分の情報や意思などを記しておく「エンディングノート」。

広く知られるようになり、バリエーションも豊富になっていますが、いざ書くとなるとおっくうに感じる人も少なくないのではないのでしょうか…。

 

ノートの役割は、「伝える」と「整理する」の二つです。

友人・知人などの人間関係や資産などの情報のほか、終末期医療への希望、親しい人たちへのメッセージなどを書きこんでおくことで周囲に「伝える」ことができます。

また、書く作業を通じ、過去を振り返ったり、今の願いを見つめたりして、「整理する」ことができます。

結果として、誰に介護をしてもらいたいか、相続やお墓の希望は、といった重要なテーマを考えるきっかけになります。

 

周囲への思いや自分の希望などを書くことに抵抗感がある場合は、まず「真実」を記入していくことをお勧めします。

どこに金融口座があり、所有する土地がどこかという情報だけでもいいです。

自分にとってのキーパーソンを記しておくことも大切です。

もしもの時にはこの人にと整理した連絡リストは、残された家族などの負担を減らすことにつながります。

 

そして高齢の親だけでなく、40~50代の人たちも書いてみてはいかがでしょうか。

「ノートには 自分らしくと まとめよう」

アイゼン、心の俳句…。

心に届く手紙

認知症の高齢者の多くは、スマホやタブレットを上手に使えません。

でも、文字を読んだりすることは多少はできます。

 

認知症の家族に手紙を送ることは「もう読めないから無駄だ」と思うかもしれません。

読めなくても理解できなくてもいいのです。

手紙が届くこと、そして手紙を書くこと自体に意味があるのです。

 

いずれ手紙を読めなくなるかもしれません。

誰からの手紙か分からなくなるかもしれません。

でも、自分を気にかけてくれた人がいたということは心のどこかに残ると思います。

また、認知症の家族に手紙を書き続けた体験は、自分の人生にとって糧になるはずです。

 

手紙を書くことは、自身の心の成長にも役立つはずです。

「その手紙 必ず心に 届くはず」

アイゼン、心の俳句…。

介護者の集い

同じ経験、生きづらさ、葛藤、苦悩を抱えた当人や当事者同士が話し合い、支え合う支援は「ピアサポート」と呼ばれています。

ピアとは「仲間」という意味で、日本にはほかに、精神障害者の家族会、心臓病の子どもを守る会など、さまざまなピアサポートが存在します。

 

アドラーという心理学者は、私たちが幸せを感じるための三つの条件として、

①自分を認める(自己受容)

②他人を信頼する(他者信頼)

③他人に貢献する(他者貢献)

を挙げています。

 

つらい経験や苦労の多い認知症介護者同士が集まり、語り合うピアサポートは、この三つの条件を満たしてくれます。

 

同じ経験だからこそ信頼感があるし、他者から共感されることで自分を認めることができます。

また、介護で工夫している点を伝えることで、他人に対して貢献ができて、自己受容も高まります。

 

現在では厚生労働省も協力して、介護者のためのピアサポートの場を増やしているようです。

近くにあるピアサポートの場を探してみてはいかがでしょうか。

「介護者が 集い支えに なれる場所」

アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 24年5月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 5月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

3ページです。

お気軽にお問合せくださいませ。

CONTACT ご相談・お見積りお気軽にお問い合わせ下さい

お電話からのお問い合わせ

0120-846-466

受付時間 9:00~19:00

メールでのお問い合わせ

LINEでのお問い合わせ

LINE見積り方法

友だち追加
写真を送る
アイゼンから見積が届く

電話する

LINE友達追加

お問い合わせ