心理学用語で「レジリエンス」という言葉があるそうです。
困難な状況に対して上手に適応し、生き抜いていく力を意味します。
アメリカの心理学者バリー・ジェイコブス氏によると、レジリエンスの強い介護者とは、介護を「やらされている体験」から「提供する体験」。
「消極的姿勢」から「積極的姿勢」。
「付与された過酷な体験」から「新しい発見のある体験」へと、介護の意味付けを転換することに成功している人たちだといいます。
こうした介護者は、介護の意味付けをプラスに変えているのでしょう。
「自分の対応を変えたら母が怒らなくなった」
「夫に手伝って欲しいことをリストにして渡したら、やってくれた」
など、心の持ち方を変えることで新しい発見が出てきます。
新しい発見は介護に積極性や学びをもたらします。
それをノートに書いたり、誰かに語ったりすることによって、介護のレジリエンスはさらに高まっていくでしょう。
「介護して 新しい自分の 発見を」
アイゼン、心の俳句…。