STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

ごみ屋敷が増えつつあります

大量のごみ、物品が屋内や敷地に放置された「ごみ屋敷」の総数は5,220件以上に上ることが、環境省による初の件数調査で判明しました。

 

ごみ屋敷は高齢者や社会的孤立、経済的困窮などが背景とされ、対応の難しさが浮かんでいます。

放置すると近隣トラブルや環境悪化の原因となるため、環境省は調査結果を全国の自治体に周知し、対策に生かしてもらうようにしています。

ごみ屋敷の把握件数を都道府県別にみると、東京が最多で、愛知、千葉と続くようです。改善した割合は広島が最も多く、次いで愛知。

理由は「住人への助言・指導」

「住人の転居・死去」

「関係部署や機関との包括的支援」などだそうです。

 

解決に向けた課題は、

「住人への指導・支援方法」

「役所内での連携」「周辺住民の理解」

などが目立っています。

「本人がごみではないと主張した時の対応が課題」

との意見もあるそうです。

認知症と基本法

9月は「認知症月間」で、21日は「認知症の日」だそうです。

認知症に関する初の法律「認知症基本法」が1月に施行され、政府は今秋、認知症施策推進基本計画を策定する予定です。

新聞に載っていた、認知症の現状と政府の施策、早期発見の目安などを紹介します。

 

~現在と将来推計~

2040年には3人に1人が認知症かMCIに。

65歳以上の高齢者のうちおよそ3人に1人は認知症かその前の段階軽度認知障害(MCI)になるそう。

高齢になるほど有病率は上がるため将来にはさらに増える可能性がある。

 

~早期発見の目安~

◆もの忘れがひどい

□今、切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる

□同じことを何度も言う、問う、する

□しまい忘れ、置き忘れが増え、いつも探し物をしている

□財布、通帳、衣類などを盗まれたと人を疑う

 

◆判断・理解力が衰える

□料理、片付け、計算、運転などのミスが多くなった

□新しいことが覚えられない

□話のつじつまが合わない

□テレビ番組の内容が理解できなくなった

 

◆時間・場所が分からない

□約束の日時や場所を間違えるようになった

□慣れた道でも迷うことがある

 

◆人柄がかわる

□ささいなことで怒りっぽくなった

□周りへの気遣いがなくなり頑固になった

□自分の失敗を人のせいにする

□「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた

 

◆不安感が強い

□一人になると怖がったり、さみしがったりする

□外出時、持ち物を何度も確かめる

□「頭が変になった」と本人が訴える

 

◆意欲がなくなる

□下着を替えず、身だしなみを構わなくなった

□趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった

□ふさぎ込んで何をするにもおっくうになり、いやがる

 

認知症も早く見つけて対応することが肝心。

 

いくつか思い当たることがあれば「一応専門家に相談してみること」が良い。

 

公益社団法人「認知症の人と家族の会」が作成した冊子「認知症と向き合うあなたへ」では、認知症とともに生きるための8ヶ条が記されています。

 

認知症と生きるための8か条

1条:認知症の診断で人生は終わらない

2条:正しい情報を得よう

3条:制度を知り、活用しよう

4条:家族だけで抱えこまないで

5条:仲間と支援者を探そう

6条:職場の上司や親族などに病名を伝えよう

7条:社会や地域とつながろう

8条:家族で話し合っておこう

 

 

新薬「レカネマブ」について

病気の原因物質を除くことで進行の抑制を狙った初の認知症新薬「レカネマブ(商品名:レケンビ)」が公的医療保険の対象となり注目を集めている。
ただ治験では、副作用とみられる症状が発生した。
このため厚労省は、薬を使用する医療機関の要件として、
MRI検査で副作用の有無を確認できることを求めている。

 

認知症基本法には、認知症の人を主語に認知症に関するあらゆる分野での研究開発、就労、施策などに当事者がそこに関わる、参画していくこととしています。

 

認知症への取り組みから多様性を認め、自分らしく生きる社会に変わっていくのです。
(公益社団法人 代表理事の言葉)

北知多フリモ(フリーペーパー) 24年9月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 9月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

11ページです。

お気軽にお問合せくださいませ。

メディカルファミリーセラピー

メディカルファミリーセラピーという家族療法を聞いた事はあるでしょうか?

病人や障がい者がいる家族を対象にしています。

この治療で重要視されるのが、夫婦における介護経験の違いです。新聞に載っていた介護を巡る不安を抱えている夫婦を例にしてご紹介します。

 

夫は三世代家族で育ち、認知症になった祖父のケアを祖母が行うのを幼い頃から見てきました。

一方妻は、核家族で育ち、介護についての体験がありません。

実母が認知症と診断された時、妻は介護の負担や不安、生活に及ぶ制限などマイナスの側面ばかりが思い浮かび、うつ状態のようになってしまいました。

夫の心の中に存在する認知症ケアの記憶は、否定的な思い出ばかりではありません。

祖父母と出かけたこと、花や木の名前を教えてもらったことなど、関わってくれた思い出が、健全な長期記憶としてあったのです。

心の中には、今はもういない祖父母や親との関係が思い出として生きています。

 

心に残る家族の在り方はそれぞれ異なり「認知症」や「介護」というイメージは、夫婦で全く異なることがあります。

家系図を絵に描いていくことで、お互いの家族でのケア経験の違いに気づけるようですよ。

デイサービスを開かれた場所に

一般の人が利用できるカフェを、高齢者のデイサービスが併設する動きが広まっているようです。

地域の人たちとの交流を進め、開かれた施設に変えたいという思いがあります。

外部の人が日常的に来ることで、利用者の表情が明るくなるなどの効果もでています。

 

一般的なデイサービスでは利用者がそろって体を動かしたり、折り紙などを楽しんだりしますが、やらされる形では行きたくなくなる方もいます。

「自分が必要とされている」を実感できる居場所が大切です。

 

カフェを併設して地域とつながりができるのはデイサービスにとってメリット。

各地で増えつつあります。

ただ、介護保険施設は不特定多数の利用を認めないのが原則でカフェを併設する場合には、間に仕切りを設けるなどの指導をする自治体もあるそうです。

 

デイサービスが

開かれた場所になるといいですね。

「カフェ作り 地域と交流 居心地良く」

アイゼン、心の俳句…。

夏季休暇のお知らせ 2024

お客様各位 

誠に勝手ながら

8月11日(日)~15日(木)まで、お休みを頂きます。

大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

 

また、休み中でも電話やメールでのお問合せをお受け致しております。

ご相談下さいませ。

シニア世代もeスポーツを

コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」を高齢者の健康づくりや社会との交流促進に生かそうという動きが広がっているようです。

 

眼球の動きや認知機能が改善したことをうかがわせる報告もあるほか、運営する人材の育成もすすんでいるそうです。

 

高齢者向けのレクリエーション人材の育成などを手掛ける民間団体によると、認知機能低下の防止などを狙ってeスポーツを取り入れる高齢者施設は増加しているそうです。

その数は協会が把握するだけで200以上で、自治体が介護予防の一環として、高齢者向けの体験会を開くことも増えているようです。

 

この動きを後押ししようと同協会は2018年から、遊び方を分かりやすく説明し、ゲームを楽しむ環境づくりなどに詳しい人材「健康ゲーム指導士」を育成しています。

オンライン講座などで、すでに2千人以上が誕生しているそうです。

 

介護事業所の職員や公務員のほか、福祉系のコースの高校生が受講するケースも。

集まってゲームをすることで、ゲームをしている人だけでなく、周りで見ている人も、会話やコミュニケーションが増えると波及効果があるようです。

 

eスポーツの効果を科学的に検証する研究では、ゲームをプレイした体験者の眼球の動きはゲームの先の動きを読むように変化し、認知機能を示す値も向上したといいます。

 

eスポーツをすることは、介護予防につながる可能性がありそうですね。

「eシポーツで シニアも交流 健康に」

アイゼン、心の俳句…。

運転能力は大丈夫ですか?

車のブレーキとアクセルを踏み間違えたと事故を起こすニュースをよく耳にします。

 

75歳以上は、運転免許の更新の時に認知機能検査を行うことが義務付けられていますが、75歳未満の高齢者であっても注意が必要です。

 

運転に必要な三つの段階を紹介したいと思います。

 

第一は目的地、時間、経路の選択という「計画性」

第二は車間距離、スピード調整、人や障害物の回避という「運転技術」で、

第三はブレーキ、アクセル、ハンドルなどの「操作能力」です。

 

自動車運転で活用される脳の部位は、前頭葉という頭の前部や頭頂葉という部分だそうです。

記憶障害に関する海馬という部分に問題がなくても、前頭葉や頭頂葉に障害が起きると、人や障害物の回避などの認知が弱まり、事故につながります。

 

高齢の方で、信号の見落としや車間距離の調整に衰えが生じるようになったら、たとえ記憶がしっかりしていても、検査が必要になります。

 

多発性脳梗塞が生じやすい高血圧症、不整脈、糖尿病、肥満、喫煙などがある方は特に注意が必要です。

「運転は 何歳になっても 要注意」

アイゼン、心の俳句…。

怒りのコントロール

認知症ケアと怒りの感情は切り離せない問題です。

同じことを何度言っても忘れてしまう母、世話になっているのに命令してくる父、財布を盗んだと泥棒扱いする義母、その他、失禁や徘徊、暴言、暴力など理不尽な状況に身を置きながら家族ケアをする介護者には、怒りの感情が必ず生じます。

 

怒りのコントロール法についてご紹介します。

第一は呼吸を整えること。

怒りそうになった時には相手から離れ、十秒ほど深呼吸をします。

興奮している神経は収まっていきます。

 

第二は理解と共感。

認知症患者は自分の言動をすぐに忘れてしまいます。

本人のせいではなく、認知症がさせているのだと理解することです。

 

第三は、大切な家族が認知症になっていく時に抱く悲しみを意識すること。

怒りは悲しみの防衛と言えます。

 

第四は自己主張に怒りを使うこと。

怒りを表すことで、介護に協力しない兄弟姉妹に大変さが伝わることは多々あります。

 

介護における怒りは「敵」ではありません。

誰もが持つ自然な感情です。

怒っていることを言語化して伝えることが大切です。

家族や介護スタッフに「私は怒っているんです、イライラしているんです」と最初に言ってから話を始める工夫も大切です。

認知症の親にも「お母さんがすぐ忘れてしまうことが悲しい、だから怒ってしまうの」

と言ってみるのも役立つかもしれませんね。

「感情を 言語化してみて 調整を」
アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 24年7月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 7月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

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受診が遅れがちな認知症2

前回のブログ(6月24日)のつづきです。

 

認知症が進行してしまった場合に問題となるのが、暴言や暴力、徘徊、妄想などその人のおかれた環境や人間関係、性格が絡み合って起こる「周辺症状(BPSD)」問題です。

しかし徘徊は、子供の頃に住んでいた家に帰ろうとしているなど、BPSDの背景には本人なりの理由があります。

それを解決しようと寄り添う対応が、症状の改善につながることも少なくありません。

その人の視点や立場を理解してケアをする認知症ケアの考え方です。

このような「非薬物療法」が認知症治療では非常に重要です。

 

認知症の介護年数は平均6,7年、中には10年以上という方もいます。

その間、介護者が孤立しないよう「誰かに相談すること」と「介護保険サービスを活用すること」をしてほしいです。

最近では地域に「認知症カフェ」など介護の相談や情報交換、勉強会ができる場があります。

こうした場に参加し、ぐちを言い合ったり、ねぎらいの言葉を掛けあう仲間がいるだけで心が晴れるものです。

 

また、デイサービスやショートステイなど介護保険サービスを活用して、息抜きや自由時間を設けることも大切です。

 

まずは認知症という病気について正しく知り、誰でもできる認知症予防を実践しましょう。

そして「もしや?」と思うことがあれば迷わず認知症専門医のいる「もの忘れ外来」に相談することで認知症の早期発見につながればと思います。

受診が遅れがちな認知症1

認知症はもの忘れの病気と思いがちですが、最新の定義では、スマートフォンの操作や調理など決められた手順が実行できなかったり、道筋を立てた思考や注意力の持続ができないなど、記憶以外の認知機能にも障害の領域が広がり、それによって日常生活が損なわれる状態を指すそうです。

 

認知症には最も多い「アルツハイマー型認知症」のほか、

「血管性認知症」

「レビー小体型認知症」

「前頭側頭葉型認知症」

などの種類があり、それぞれ特徴的な症状が現れます。

 

アルツハイマー型認知症は、記憶がまるごと抜け落ちる記憶障害や日時・場所がわからなくなる見当識障害、問題があってもないようにごまかす「取り繕い反応」があるそうです。

レビー小体型認知症は「幻覚」や手足が震える「パーキンソン症状」が現れます。

 

このように種類ごとに特徴的な症状や物忘れ以外の特徴を知る事も、認知症に気づくきっかけとなります。

 

現在、認知症の確定診断に広く用いられているのが、MRI、脳血流SPECTという画像検査だそうです。

早期の認知症を見つけるのに有効です。

 

最近、アルツハイマー型認知症の新薬の登場が話題になりましたが、進歩する医学の恩恵を得るためには、認知症専門医の下で正しい検査・診断を受けることが重要となります。

次回も、続きをお話したいと思います。

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