STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

新しい自分の発見

心理学用語で「レジリエンス」という言葉があるそうです。

困難な状況に対して上手に適応し、生き抜いていく力を意味します。

 

アメリカの心理学者バリー・ジェイコブス氏によると、レジリエンスの強い介護者とは、介護を「やらされている体験」から「提供する体験」。

「消極的姿勢」から「積極的姿勢」。

「付与された過酷な体験」から「新しい発見のある体験」へと、介護の意味付けを転換することに成功している人たちだといいます。

 

こうした介護者は、介護の意味付けをプラスに変えているのでしょう。

「自分の対応を変えたら母が怒らなくなった」

「夫に手伝って欲しいことをリストにして渡したら、やってくれた」

など、心の持ち方を変えることで新しい発見が出てきます。

 

新しい発見は介護に積極性や学びをもたらします。

それをノートに書いたり、誰かに語ったりすることによって、介護のレジリエンスはさらに高まっていくでしょう。

「介護して 新しい自分の 発見を」

アイゼン、心の俳句…。

「許す」とは…

認知症介護をしていると、ストレスから怒りの感情がわき上がるものです。

夜中に何度も起こされたり、家族が介護に協力してくれなかったり…。

怒りのあまり、認知症の家族に暴言を吐いたり、手を上げたりして、自分が嫌になってしまう介護者も少なくありません。

 

介護は「許す」ことで楽になります。

「許す」のは相手のためでなく、自分の成長のためだと思ってください。

「許せない」という感情を抱えたままだと、本人の生活や人生の重荷になり、心身に悪い影響を与えます。

 

「許せない」という感情を都合良く消すことはできませんが、気持ちの持っていき方によって「許す」ことはできます。

 

例えば、

「相手は病気なのだから仕方ない」

「家族が介護を手伝ってくれないのは仕事が忙しいから」

などと考えるのです。

 

「そんなことでは怒りが収まらない」という人もいるでしょう。

その場合はノートに怒りの言葉を書いてください。

書いているうちに冷静になり、感情が整理されていきます。

「まあ、いいや」と思えた時、心は成長しているはずです。

「許すとは 心の成長 大切に」

アイゼン、心の俳句…。

家系図で思い出を語る

家族間の関係性を改善させるために「ジェノグラム」と呼ばれる家族関係図を活用して、病気やひきこもりなどの心の問題にアプローチをする家族療法があるそうです。

 

祖父母や子供、孫ぐらいまでの範囲の三世代の家系図のようなものを作り、今どこに住んで何をしているのかなど、それぞれの情報を書き込みます。

家族で思い出を語り合うことで、互いの理解を深めたり、ぎくしゃくした関係を改めたりすることにつなげます。

 

家族との関係や昔を思い出すことで認知症の人の「感情記憶」が刺激され、気持ちが穏やかになることが期待できます。

 

認知症の人の家族は古い写真を使い、関係図の上に貼ります。

この作業の中で家族はあれこれと思い出を思い出します。

 

人生の節目や大変だったころの思い出話や写真は、いつまでも家族のつながりえを深めてくれるものなのです。

「家族図で 思い出語り 穏やかに」

アイゼン、心の俳句…。

誤嚥性肺炎などの原因に

食べ物をそしゃくして、ごくんとのみ込む。

自然にできているこの行為が、病気や加齢などでうまくいかなくなるのが「摂食嚥下障害」です。

この障害が引き起こす「誤嚥性肺炎」は、日本人の死因の上位に入ります。

 

誤嚥性肺炎は、食道から胃に入るべき食べ物が、気管支から肺に入ってしまうことで起きます。

障害の自覚症状として、よくむせる、ガラガラ声、肺炎を繰り返すなどがあるそうです。

 

治療は、

①食べる際の姿勢調整、

②食事形態の調整、

③各種リハビリが一般的だそうです。

 

①姿勢の調整では、

誤嚥を防ぐ体位として背中を倒して頭の下に枕を置く「リクライニング位」が有効なことが多いそうです。

食道が気管の下方に位置し、重力の影響も弱まるので、食べた物や唾液がゆっくり送りこまれ、むせにくいのです。

 

②の食事は

普通からゼリ―状まで5~6段階の食べ物を患者の状態に応じて提供します。

自分で食べる力を維持し、強くするために、検査で明らかになった口腔や咽頭の状態に合った柔らかい食事から始め、食べることで筋肉がつけば、硬い食事にかえていきます。

 

③のリハビリでは、舌の訓練が有効です。

綿棒で舌を押すなどして舌圧を高めると、口から喉に勢いよく食べ物を送りこめるようになります。

 

食べることは生きていくためだけでなく、生きる楽しみとして欠かせないものです。

諦めずに専門医に相談しましょう。

*中日新聞より参考*

 

「専門と 連携進む 治療法」

アイゼン、心の俳句…。

喉の筋肉を鍛えよう

加齢に伴い、声が出にくい、かすれてきたといった悩みを感じていませんか?

ここ数年はコロナ禍でコミュニケーションが減ったり、マスクの着用で声がだしにくかったりと、声の「老化」が進みやすい状況でした。

喉の健康を保つことの大切さとその方策について新聞に載っていましたのでご紹介します。

 

喉や声の衰えはどのようなメカニズムなのでしょうか?

専門家は、声を出す際に声帯を開閉するのに使う筋肉を「声筋」(こえきん)と名付け、「老けた声は、声筋が衰えてきたサイン」と解説しています。

 

本来声が出る時は、左右の声帯がピタッとくっついて振動していますが、声筋が衰えると隙間ができてしまい、しわがれ声になります。

声筋は足腰と一緒で、何もしなければ衰えていくそうです。

他にも声筋には、身体を安定させたり、踏ん張る力を出したりする役割もあるそうで、衰えると、つまづきやすくなったり、重い物を持ち上げにくくなったりといった全身への影響もあるといいます。

喉を閉じにくくなると、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。

 

声が出にくくなる原因はこのほか、呼吸機能の低下や声を共鳴させる舌や口の中、鼻などの状態の悪化もあるといいます。

 

いずれもトレーニングや意識で改善することができるそうです。

①のーのー発生法

低音から高音まで続けて「のー」と発声した後、次は高音から低音に向けて「のー」と発声します。

②ストロー発声法

ストローをくわえて「うー」と5秒以上発生するのを繰り返します。

 

病気などの異常がないかチェックしたうえで、歌でも朗読でも好きなことで声を出すトレーニングをしましょう。

 

「発声で 喉の筋肉 鍛えましょう」

アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 24年3月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 3月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

3ページです。
お気軽にお問合せくださいませ。

意識して休養を取る

介護では家族の役割分担が大切です。

介護が実際に始まる前から

「誰が何をやれるのか」

「休養日をどう作るのか」

などを話し合っておくことが重要だと指摘する専門家もいます。

 

こうした役割分担を決めないまま介護が始まると、認知症の人と同居する人ばかりに意図せず負担が集中し、ほかの親族が「介護は〇〇がやっている」と安易に考えるようになってしまいます。

 

認知症の人と同居している人は、意識して「休養日」を設けましょう。

月1回でもいいので、介護から離れる日を予定として組み込み、きょうだいなどの親類に介護を預けるのです。

長い介護を乗り切る上で休みは欠かせず、ほかの親類に介護の大変さをわかってもらうことにもつながります。

また、介護以外のことを他の人に頼んでみるのもいいです。

仕事帰りにおむつを買ってきてもらうなど、小さなことでも参加してもらうことが大切です。

それが家族の団結も高めます。

「意識して 休養する日を 取り入れて」

アイゼン、心の俳句…。

介護施設検討について

「自宅で暮らすことが難しく、危険を伴うようになった」

「家族らによる介護が難しくなった」

介護の運営会社が一年以内に介護施設に入居した親族のいる20代~70代の2千人を対象に入居のきっかけを尋ねたアンケート結果です。

入居を検討し始めた時期については、「入居の1~6か月前」が52.4%68.7%は「もっと早く入居を検討すればよかった」との回答が出たそうです。

 

入るかどうかは別にして、施設探しは早めにしたほうが良いと聞きます。

施設選びの入り口は、立地と予算と言われます。

予算は入居する本人が、年金などの収入でまかなえる金額が原則です。

後々のトラブルを避けるため、親族で援助する場合は事前によく話し合いましょう。

 

予算や場所が決まったら、検索サイトを使えば、希望に沿う物件が示されます。

探すうえでの着目点としては、

①必要なケアの有無

②生活に楽しみはあるか

③スタッフとの相性

をお勧めします。

 

①必要なケアについては、ホームページや検索サイトでわかることも多いです。

たんの吸入や人工透析への対応など、求めるケアが提供できなければ選択肢からはずします。

 

②生活に楽しみがあるかについて、趣味などが施設で続けられるかどうかです。

「希望通りにはできなくても、こういう方法はできます」といった受け答えから施設の姿勢がわかります。

 

③スタッフとの相性について、施設長の対応と職員の言動から、信頼できそうかを判断します。

 

候補を絞ったあとは、3ヶ所以上は実際に見てにおい、清潔さ、雰囲気など、現地で確認して欲しいものです。

 

また、虐待防止の取り組みで具体的に何をしているのかを尋ねたり、職員の定着率も大切です。

納得のいく形かよく確認して介護施設を決めていきたいものですね。

「利用者と 施設の関係 大切だ」
アイゼン、心の俳句…。

あの頃の思い出を

私たちには感情記憶というものがあります。
その出来事がいつ、どこで起き、相手が誰だったのか。
「情報」は忘れても、その時に体験した「感情」は残っているのです。

 

イギリスのケンブリッジ大学の研究では、感情記憶を呼び起こすことが認知症の人の脳活動を高めると報告されているそうです。
こうした記憶の覚醒には、手に触れるなどの行為が役立つようです。

 

以前、認知症の夫を介護する妻が夫婦の思い出の品を部屋に飾ると、二人の気持ちが安定したという記事がありました。
物忘れが増えても、記憶と結びついた「感情」は覚えています。
手を握り、楽しかった思い出を話してみましょう。
きっと温かいほほ笑みを返してくれるでしょう。

「手をにぎり あの頃思い出 よみがえる」
アイゼン、心の俳句…。

「言葉」にして協力を

認知症の妻または夫を介護する際に、子どもなどが介護に協力してくれない事はよくある事です。

 

アメリカの催眠療法家の方が、「相手の無意識に働きかけて協力を引き出す」という言葉の使い方を提唱しています。

 

一つは、「相手の立場を理解する」言葉です。
例えば、お子さんが病院勤務の場合、「病院も大変だろう。自分も血圧が高いけど頑張るよ」と言えば、お子さんに思いやりの気持ちが生じやすくなるかもしれません。

 

次は「引用」です。

「お隣の娘さんは週末だけ実家に戻り、介護を手伝っているらしい」などと第三者の話をすることで、「自分も工夫すればできるかも」と自主性を引き出せる場合があります。

 

 

もう一つは「時制」の言葉です。
協力を得たい場合、その内容が具体的である方がうまくいくことが多いです。
相手の生活習慣などを考慮して
「家に帰る前に紙おむつを買ってきてくれないか」
「明日出かける前に、ごみを出して欲しい」
など、相手の行動の「前」と「後」を意識するのです。

 

長く一緒に過ごした家族でも、言葉一つでコミュニケーションは変わります。
全ての家庭に当てはまるとは限りませんが、試してみても良いかもしれません。

「家族でも 言葉に出して お願いを」
アイゼン、心の俳句…。

介護職の賃上げ 目標にとどかず

経済対策の柱として政府が2021年秋に打ち出したエッセンシャルワーカーの賃上げ。
介護職員の場合は、2022年2月から補助金を出し、一人当たり月9千円アップの処遇改善を目指したが、現場からは目標に達していないとの声も多いようです。
10月からは補助金がなくなり、利用者の負担が増え、その理解を得ることも課題になります。

 

介護職員の処遇改善は2022年2月から実施。
2~9月は、申請した介護事業所に国が補助金を出し、それを元手に給料を引き上げています。
では、現場の介護職員の給料は上がったのでしょうか?
実際は目標の9千円に届いていないところがほとんどだそうです。
その一因は、各事業所に判断が委ねられている補助金の割り振り方です。
補助金事態は介護職員の人数に応じて出ているが、趣旨通りしてもいいし、補助の対象ではない事務職員やケアマネージャーなどの賃金アップに使ってもいいそう。

 

そもそも補助金を申請していない事業所もあるようです。
過去の処遇改善策に取り組んでいないため申請条件を満たさないケースや、申請の事務作業の煩雑さを避ける事業所もあるといいます。

 

高齢化が急速に進むいま、介護職員の不足や処遇の改善は大きな課題です。
賃金構造基本統計調査では、介護職員の平均月収は全産業平均より、まだ7万少ないそうです。
介護人材の確保のためには、国民に負担を理解してもらうとともに、さらなる対策が必要になりそうです。

「事業側 分配任され 苦労する」
アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 24年1月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 1月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

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